順位ごとの和了率・放銃率・流局時テンパイ率

局ごとの開始時点での順位によって和了率・放銃率・流局時テンパイ率はどうなるかを調べてみました。
条件は以下の通りです。

  • 四麻、鳳東・鳳南
  • 東発(東1局0本場)を除く
  • 九種九牌流局、四風子連打流局を除く
  • その局での順位は局開始時点(同点の場合は席順)
  • ダブロンは和了した人はそれぞれ1回カウント、放銃した人は1回のみカウント
  • 三家和了流局は和了・放銃ともにカウントしない

対象データ:四鳳東・四鳳南1,951,956局
(全体2,243,990局から東発270,439局、東発以外の九種九牌流局20,228局・四風子連打流局1,367局を除く)
結果テキスト

放銃率


放銃数 / 局数

1着目の放銃数を1として比率を見ると、2着目:1.12、3着目:1.18、4着目:1.43


和了


和了数 / 局数


和了時リーチ和了


リーチ和了数 / 全和了


和了時ツモ率


ツモ和了数 / 全和了


リーチ和了時ツモ率


リーチツモ和了数 / リーチ和了


流局時テンパイ率


ノーマル流局時テンパイ数 / ノーマル流局数
東発以外の九種九牌と四風子連打を除いた流局数:286,669、うちノーマル流局数:286,404。
ノーマル流局率14.67%。(ノーマル流局数 / 局数)
(他は四家立直、三家和了、四槓散了)

1着目のテンパイ数を1として比率を見ると、2着目:1.24、3着目:1.35、4着目:1.77


どれも、

  • トップ目は無理する必要がない、ラス目は無理せざるを得ない
  • ラス目はリーチ手を作らざるを得ない場合が増える
  • 他家はラス目に辛く打つ

ということを考えると概ね納得がいきます。


個人的には流局時テンパイ率がこんなに違うということが意外でした。
最初の記事で少しシミュレーターについて触れましたが、それは和了率と流局時テンパイ率は全員同じ、放銃は1着目を1として2着目1.2、3着目1.5、4着目1.8の比率で放銃するというかなり適当な設定でした。
ラス目の放銃比率はやり過ぎかなとは思っていましたが、やはりやり過ぎでした。しかしながらそこそこいい結果が出ていたと思います。特に満貫については和了者・放銃者ともにぴったりといっていいほど似た数字で驚いたものです。今回取ったデータは、またシミュレーションをやり直す時に使えそうです。

ソースコード Analyze.cs, Data.cs, FileRead.cs, Misc.cs
VC#プロジェクト丸ごと TenhouLogAna.zip
コードのあらゆるバグ指摘、再利用、改良を歓迎します。